教会では、神さまのみ言葉を、牧師が取り継いでお話しています

お言葉どおり、この身になりますように」

寺島謙牧師 

ルカによる福音書1章26~37

 今年も、待降節「アドヴェント」を迎えた。アドヴュントの原意は、「来臨」である。イエス・キリストが救い主として我々の所に来て下さるのである。アドヴェントは、クリスマスの到来を待ち望む時である。クリスマスの到来が最初に知らされたのは、マリアという処女であった。だが、天使から告げられた言葉は、マリアにとっては青天の霹靂とも言える衝撃的な内容であった。「あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産むが、その子をイエスと名付けなさい」。この言葉にマリアは、「どうして、そのようなことがありえましょうか」と恐れ戸惑うしかなかった。これは、人間の力ではどうすることも出来ない絶望状態を表す。そしてこの絶望の底には、人間が神から命を与えられ生かされている存在であることを喪失している罪が横たわっている。クリスマスは神を失って途方に暮れるしかない罪人に、神自らが近づいて来られ御自身を顕される救いの時である。「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」。この天使の言葉がクリスマスに成統する。マリアは、この約束を信じて、「お言葉どおり、この身になりますように」と言って従った。

 

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待ちに待った秋の訪れ
2025年09月14日
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8月最後の礼拝
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