花いっぱいの教会
教会の門をくぐって、敷地の中に入ると、今、待ってましたとばかりにたくさんの花々が、私たちを迎えてくれます。
紫色の「ツルニチニチソウ」、その上に白い花が群がって咲いているのは、「ノイバラ」。教会の中に入るとさらにたくさんの花が目の前に次々と姿を現します。階段に並べられた「カーネーション」「ペチュニア」「ケイトウ」、そしてその中心には、教会員のTさん作の春の活け花リース?(正式名称が分かりません。ごめんなさい。)がどんと置かれ、イースターを祝う私たちの心を華やかに、そして穏やかにしてくれます。
今日の説教では、「平和を実現する人は幸いである」というマルコによる福音書の中のみ言葉について学びました。ここでイエスさまがおっしゃっている「平和」とは、ヘブライ語で「シャローム」。この言葉は、日常交わされる挨拶の言葉であり、「今日一日神さまの平安があなたにあるように」という意味の祈りの込められた言葉であるということを教えられました。
私たちは、日々平安を求めて生活していながら、いろいろな場面でイライラしたり、希望を失ったり、他人に対して怒りを覚えたり、平安な気持ちで過ごすということの難しさを感じざるをえません。そんな私たちですが、「私たちは変えられていく。自分の力で変えることはできないが、神さまが変えてくださる」
神さまは、罪にまみれてぼろぼろになった人間を、なお抱きしめ、守ってくださいます。戦争、自然破壊、災害、事故や事件…本当に私たちの生きる世界は、不安でいっぱいです。しかし、イエスさまが守ってくださること、よき方向に導いてくださることを信じて、今週も歩んでいきたいと思います。教会に咲くたくさんの花も、わたしたちを励ましてくれていることでしょう。