8月第1の礼拝を守りました

 暑い日が続いています。今朝も厳しい日差しの中を信徒が教会に集い、平和聖日礼拝として、8月の第1の礼拝を守りました。毎年、この時期になると、戦争について考えさせられます。77年がたった今でも、いまだに戦争の傷跡に苦しみ続けている人がいます。愛する家族や友人の命を一瞬のうちに奪ってしまった原子爆弾。多くの人の命を奪い、生き残った人も人生も大きく変えてしまいました。そんな悲惨な戦争がこの世からなくなってほしい。これは、人間にとって共通の願いのはずです。

 ところで、今朝は、「ゆるしなさい」というみ言葉を伺いました。人間の罪はとてつもなく大きく、返済不能です。神さまは、その人間の姿を憐れんでくださいました。憐れむというのは、痛むというのが原語だそうです。神さまもともに痛んでくださっているのです。神さまの憐れみ、赦しに生きる時、私たちも他者への赦しができるようになる。神さまへの大きな感謝を知ることができた人は、本当の赦しを与えられ、違う人間に生まれ変わることができるということです。

 今の世の中は、赦さないという気持ちに支配された風潮があります。平和を願い求める私たちにとって、一番大事なのは、「ゆるしなさい」というイエスさまの教えを一人一人が理解し、広げていくことではないでしょうか。そのように感じた今朝の礼拝でした。