聖霊降臨日礼拝

 今日は、聖霊降臨日。たくさんの信徒が集いました。中には、体調を整えられるために、長く礼拝から遠ざかっておられた姉妹も礼拝に参加してくださり、懐かしい再会に、教会員一同が励まされました。

 ところで、聖霊降臨日には、イエスさまが天に昇る時に約束してくださった聖霊が、使徒たちに与えられた日です。聖霊がくだった時、炎のような舌が一人一人の上にとどまったと聖書に書かれています。そして、いろいろな国の言葉で、神さまの偉大な業について語り出しましたと使徒言行録には続いています。

 聖霊が与えられると、弟子たちは、大きな力を受けたのでしょう。そして、聖霊の力によって、とてもできそうにないと思っていたことに、立ち向かう勇気を与えられたに違いありません。説教の中では、競走馬のことが譬えとして取り上げられました。馬の力だけでは、レースはできない。騎手がまたがり、その手綱さばきによって、馬はコースの中をゴールに向けてまっすぐに走っていくことができる。そして、私たちは馬なのだそうです。馬だけの力では、自分の力ではとてもできそうにないと逃げ出しそうになるような苦難に遭遇することもあります。しかし、イエスさまが騎手となり、私たちと一心同体となって歩んでくださいます。自分に与えられた道を勇気をもって歩んでいくことができるのです。私たち一人一人の上にとどまった聖霊の導きを信じ、復活のイエスさまに支えていただきながら歩んでいきたいと思います。