礼拝での祈りの言葉
寒桜のつぼみが一気に花開き、春の気配が一日一日濃く感じられる季節となってまいりました。そんな自然の恵みをいただきながら、私たちの健康を支えていただき、今朝も一人一人の名を呼んで、教会に集うことを赦していただき、受難節第2主日礼拝を、敬愛する兄弟姉妹とともに、神さまの御前にて守れます恵みに深く感謝をいたします。
今、私たちは、受難節の歩みの中にあります。イエス・キリストは、私たち人間の罪を赦すために、十字架への道を歩まれました。それは、2000年前に起こった一度きりの出来事ではありません。私たちは、日々神さまのことを忘れ、自分の思いや考えで神さまから与えられたはずの人生を自分勝手に生きようとしてしまいます。与えられている恵みに感謝することを忘れ、自分の欲に縛られて、時に卑屈になって自分の殻に閉じこもったり、時に傲慢になって周りの人を傷つけたりしてしまいます。すぐに神さまから離れてしまいがちな自分を、神さまの御前で今一度悔い改めさせてください。そして、十字架に向かって歩まれるイエスさまのことを思い、心を静め、感謝と希望をもって、自分に備えられた道を、今週も迷わず歩んで行けますように、お導きください。
今日は礼拝後に、教会懇談会が開かれます。様々な課題を抱える城東教会ですが、一つ一つの課題に教会員一同が心を一つにして取り組み、神さまの御心に適ったよりよい解決の道を探っていけますように、どうか神さまお導きください。
今朝、御言葉を取りつぐ寺島牧師に、そしてこの会堂に、豊かな聖霊を降り注いください。聞く私たちが心を整え、神さまのみ言葉が自分の人生とどうかかわっているのか、その意味やその確かさを素直に受けとめることができるものにさせてください。
願いながら今朝の礼拝に集うことのできないたくさんの教友を覚えます。施設の中で生活をされている方、老いの労苦と闘われている方、健康を取り戻すために養生されている方、困難の中にも希望を見出そうとされている方、自分に与えられた役割に従事されている方、神さまがその方とともにいて、今週も一人一人に必要な慰めと勇気と希望をお与えください。共に礼拝を守れる日がきますことを心から祈ります。
この一言の祈りをイエスさまのお名前を通して、御前にお捧げします。アーメン。