磯村役員から説教を伺いました
今日は、寺島牧師が夏季休暇中のため、磯村役員が説教奉仕に当たってくださり、「神の愛ーその広さ、長さ、高さ、深さ」というエフェソの信徒への手紙に出てくる聖句をもとに話をしてくださいました。
神さまの愛の広さについては、「赦しの愛」としてヤコブの話を取り上げられました。「神はいまし給う」とヤコブが語ったことを例に、罪と問題を抱えた私たちに赦しを与えてくださる神さまの愛について話してくださいました。長さについては、神の愛は「忍耐の愛」であるとして、放蕩息子の話が取り上げられ、ずっと息子の帰りを待ち続けた父の話が話されました。
高さと深さについては、淵田美津雄さんを取り上げて話してくださいました。彼は1941年12月8日、真珠湾攻撃の指揮をとり、大きな被害をアメリカに与えました。彼が発した暗号電報「トラトラトラ」は有名ですが、その後、彼は、アメリカに渡り、キリスト教の伝道に当たったそうです。彼がそのような道を選んだのは、日本から追放され、その後逃げ延びていたフィリピンで現地の人たちを日本人兵から救おうとして命を失ったコベル宣教師夫妻とその娘であるマーガレット・コベルさんの行為を知らされたからだそうです。神さまの愛の高さと深さについて、印象的に語ってくださいました。
「神さまの愛は、人の知識をはるかにこえた愛で、人間の言葉で語りつくせるようなものではない。そのような神さまがまことにいまし給うことに希望がある。」と結ばれ、希望を捨てずに祈り続けることの大切さを教えてくださいました。大変な暑さの中でしたが、勇気と希望を感じるすばらしい説教を聞くことができたことに心から感謝をします。