律法の再発見

ネヘミヤ記8章9~12節

 神さまは、イスラエルの民を愛しておられました。エジプトから民を導き出し、カナンの地に招いたのです。神さまは、イスラエルの人々が律法を守り、礼拝を守ることを求めておられましたが、彼らは、神さまからだんだんと離れてしまったのです。そのため、神さまは、裁きを行い、イスラエルの民は、バビロニアに捕囚となって連れていかれました。

 しかし、神さまの御心は、彼らを滅ぼすことではありません。神さまは、イスラエルを赦し、故郷に戻ることを赦してくださいました。故郷に戻った民は、神殿を造ることから始めました。重い石を一つ一つ積み上げ、りっぱな神殿ができました。そこで、行われたのが、今日の聖書の個所に書いてある事柄です。

 エズラがモーセの律法の書を読みました。民が忘れていた律法の書でした。民は、涙を流して泣きました。このような自分を神さまが愛してくださっていたことを理解したのです。そして、地面に跪き、アーメンと祈りました。エズラとネヘミヤは、民に対して、泣いてはならないと言いました。そして、一緒に食べ、飲み物を飲み、それがない民には、皆で分け与えたのです。

 私たちも同様に、わがままになり、神さまに背いてしまうことがあります。しかし、神さまは、私たちが日曜日ごとに礼拝に来ることを赦してくださいます。私たちの弱い心や悪い心を悲しまれますが、神さまは、私たちを礼拝に導き、私たちの弱さや罪を知らせてくださいます。そして、私たちが赦されていること、深い恵みにあずかっていることを教えてくださるのです。私たちは、今日、学んだことを忘れず、新しい一週間を大切にすごしていきたいと思います。