「イエス・キリストを宣べ伝える」
9月28日礼拝説教 寺島謙牧師
使徒言行録28章23 ~31節
ローマに到着したパウロからこれまでの経緯について詳しく聞かされたユダヤ人の指導者たちは、日を定めて改めてもう一度、パウロから直接話しを聞くために大勢でやって来た。そこでパウロは朝から晩まで、神の国について力強く説明し、「モーセの律法や預言者の書」、すなわち聖書によって神の国について力強く証言した。そして神の国が主イエスの十字架と復活によって実現されたことを伝えた。イスラエルが長い間待ち望んでいた希望こそ、イエス・キリストであり、イエスを信じることを神は何よりも求めておられると説得した。だがある者はパウロの言うことを受け入れたが、他の者は信じようとはしなかった。そして遂に意見が一致しないまま、立ち去ろうとしたユダヤ人達に、パウロはイザヤの言葉によって、彼らの不信仰が聖書によって預言されていたことを告げた。そして福音は、異邦人に対して宣べ伝えられ、全世界へと広がって行くことになったのである。