み言葉のそそぎ 説教題 「 霊の賜物を与えられて生きる」 寺島謙牧師
コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章1~11節
聖霊降臨の出来事によって、聖霊(神の霊)を受けた使徒達ほ、福音を宣べ伝えるために全世界へと出かけて行く力を与えられた。この使徒の働きによって、各地に教会が建てられていった。この聖霊を使徒の一人であるパウロは、「霊的な賜物Jと呼んだ,そして神は、使徒達ばかりではなく今この時を教会で過ごす我々にも、霊の賜物をお与えになって、お働きになられていることを教えるのである。聖霊はまず、神を信じる信仰をお与えになられた。神を信じるとは、御自身を顕されるために世にお与えになられたイエス・キリストを受け入れ、主と言い表す、信仰告白に他ならない。この信仰告白は、神の力である聖霊によって初めて言い表すことが出来る。そして聖霊は、-人一人に相応しい賜物を与えて、務めを果たさせるのである。その具体的な働きが8節以下に書かれているが、これは「全体の益となるため」のものである。つまり教会を建てるために、神は聖霊をお与えになられて我々を用いてお働きになられる。このように神は聖霊を通して教会に働かれ、信じる者達と共に歩まれるのである。