9月1日

 

み言葉のそそぎ

「神に感謝し、勇気づけられた」
   9月1日礼拝説教 寺島謙先生
      使徒言行録 28章11 ~16 節


 船でローマへ移送中であったパウロであったが難破して、マルタ島で三ケ月過ごすことになった。だがこの島で冬を越していたアレクサンドリアの船を見つけ、パウロ達は出航することが出来た。「デイオスクロイ」と呼ばれる守り神を船印にしていた舶は、シラクサに寄港してそこで三日間滞在すると、そこから海岸沿いに進んでレギオンに到着した。一日経つと、南風が吹いて来たので二日でプテオリに入港することが出来た。プテオリには既に教会がありキリスト者達が信仰生活を送っていたが、彼らに請われるままパウロたちは七日間そこに滞在した。こうしてパウロ達は長い船旅を終えた。そしてプテオリから陸路でローマを目指すことになったが、パウロが到着したことを聞いた兄弟たちがアピイフォルムとトレス・夕べルネまで迎えに来てくれた。それを見たパウロが「神に感謝し、勇気づけられた」と聖書は伝えている。神に感謝したとは、決して当たり前なことではない。パウロが神に感謝することが出来たのは、神に背いていた罪深い自分が、キリストによって赦され救われたからに他ならない。いかなる時も共におられる神の存在を知ることが出来た故に、パウロは神に感謝し、勇気を与えられたのである

 船でローマへ移送中であったパウロであったが難破して、マルタ島で三ケ月過ごすことになった。だがこの島で冬を越していたアレクサンドリアの船を見つけ、パウロ達は出航することが出来た。「デイオスクロイ」と呼ばれる守り神を船印にしていた舶は、シラクサに寄港してそこで三日間滞在すると、そこから海岸沿いに進んでレギオンに到着した。一日経つと、南風が吹いて来たので二日でプテオリに入港することが出来た。プテオリには既に教会がありキリスト者達が信仰生活を送っていたが、彼らに請われるままパウロたちは七日間そこに滞在した。こうしてパウロ達は長い船旅を終えた。そしてプテオリから陸路でローマを目指すことになったが、パウロが到着したことを聞いた兄弟たちがアピイフォルムとトレス・夕べルネまで迎えに来てくれた。それを見たパウロが「神に感謝し、勇気づけられた」と聖書は伝えている。神に感謝したとは、決して当たり前なことではない。パウロが神に感謝することが出来たのは、神に背いていた罪深い自分が、キリストによって赦され救われたからに他ならない。いかなる時も共におられる神の存在を知ることが出来た故に、パウロは神に感謝し、勇気を与えられたのである。