2022年5月8日

み言葉のそそぎ 説教題 「 主イエスの名によって」 寺島謙牧師

使徒言行録19章11~20節

 

 神はパウロの手を通して目覚ましい奇跡を行われたので、彼が身につけていた手ぬぐいや前掛けを病人に当てると、その病気が癒やされ、悪霊に取りつかれた人は解放された。これらの奇跡は、パウロ自身の特別な力によるものではなかったことを聖書は明らかにする。スケワというユダヤ人祭司の7人の息子達がパウロを真似て「イエスの名によって」奇跡を行おうとしたら、悪霊は「イエスのことは知っている。パウロのこともよく知っている。だが、いったいお前たちは何者だ」と言い返され、悪霊に取り憑かれた者によってひどい目に遭わされた。このように、奇跡は人間の力によることではない。神の力である。そして神は奇跡をも用いて御業を行われる。神は生きて働いて、罪人に赦しを与えて救い、神を信じる者とされる。神は、イエス・キリストを信じる者に聖霊を注ぎ、その人の一切を用いて救いの御業を進められる。エフェソの地で、イエス・キリストの名によって多くの者が救われたのである。