2023年5月28日

説教題 「イエスは主である」寺島謙牧師

コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章1~11節

 復活の主イエスは、11人の弟子達と共に40日間を過ごされた後に昇天された。その際、主は弟子達に、あなたがたの上に聖霊が降るとカを得て「わたしの証人」として歩むようになることを約束された。そして主の復活から50日日(ペンテコステ)に聖霊が弟子達の上に降った。さて、使徒パウロはコリントの教会の信徒達に「霊的な賜物について」是非知っておいて欲しいと告げた。この「霊的な賜物」というのは聖霊のことである。パウロは教会員一人一人にも賜物として聖霊が与えられていることに目を向けさせる。そしてこの聖霊の助けによらなければ、誰も「イエスは主である」と信仰を言い表すことは出来ないというのである。これはただ口で言い表すことだけを意味しているのではない。人生のいかなる状況下にあってもこの信仰告白によって神を信じて生きる力と希望が与えられて生きることが出来るという約束である。そのために、神は聖霊によって信じる者達を起こし、それぞれに賜物を与え、主の教会を建てるために用いられる。