2023年8月20日

説教題 「神の愛ーその広さ、長さ、高さ、深さ」磯村滋宏役員

エフェソの信徒への手紙3章16~19節

「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお運びになりました。イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです」(エフェソの信徒への手紙1章4節、5節)。私たちがキリスト者として生きるのは、自分で選択し、決めたことでほない。「主イエス・キリストの父である神」(3節)が、私たちを既に選んでいてくださったからこそ、今教会に生きる。教会について語るエフェソの信徒への手紙は、そこを出発点にして誇り始める。この選びの事実を賛美することから始める。しかもそれは、私たちを「聖なる者、汚れのない者」にするためであり、「神の子」にするためのものであった。教会は神の子たちの群れである。これはまさにこの神のご意志に根ざすこととして信ずべきことである。だからこそ、私たちは「神の家族」(2章19節)なのである。私たちが仲良しであり、家族のように気が合うからではない。私たちは、神の選びを信じる。私自身において。私たち自身において。(『み言葉の放つ光に生かされ(加藤常昭著)』より引用)