「主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ」
1月5日礼拝説教 寺島謙牧師
マタイによる福音書3章1~12節
洗礼者ヨハネと呼ばれる人物が現れて、荒れ野で宣べ伝え始めた。ヨハネは、「らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた」。何故ヨハネが荒れ野で、野人のような暮らしをしていたのか。それは、「荒れ野で叫ぶ者の声がする。『主の道を整え、その道筋をまっすぐにせよ』」という預言者イザヤの言葉が実現するためであった。ヨハネを遣わしたのは神御自身であり、神はヨハネを通して全ての人間に「悔い改めよ。天の国は近づいた」と告げ知らせた。悔い改めるとは方向転換を意味する。キリストの到来によって天の国が実現する。故にこれまでの生き方(罪)を止めて、キリストに向きを変えて生き直すのである。
このヨハネの言葉によって多くの人々が集まった。その中にはファリサイ派やサドカイ派に属する者たちも大勢いた。だがヨハネは彼らのことを「蝮の子ら」と呼んで警告した。神が何よりも求めておられるのは、心からの悔い改めである。だが彼らは自分達が悔い改める必要のない義しい人間であると自負していることを、ヨハネは見抜いていた。人間を罪から救うことがお出来になるのは、イエス・キリストお一人である。このお方の前に、悔い改めることだけを神は我々に求めておられる。